人間ドック

病気と健康

めまい引き起こす病気の種類

最近めまいの症状訴える女性が増えています。めまいに関わる病気について色々調べてみました。なでしこジャパンの沢選手の体調不良の原因もめまいだったと聞きます。
めまいにかかわる病気には、内耳の障害による病気を中心に、心因性の疾患によるもの、脳や心臓の疾患によるものなどがあります。

めまいにかかわる病気の種類

メニエール病

内耳のトラブルによって、ぐるぐる回るような回転性のめまい、吐き気やおう吐、耳鳴りや難聴といった症状があらわれる病気。
何らかの原因で内耳に浮腫(水ぶくれ)が起こり、内耳の内側が圧迫されて引き起こされると考えられています。
めまいや耳鳴り、吐き気などの発作が何度も繰り返されながら慢性化し、フラフラするめまいへと移行するのが特徴。
治療には鎮量剤や浸透圧調整剤などの内服薬が使われ、浮腫としてたまったリンパ液を排除する手術が行われることも。

うつ病

落ち込み、やる気や集中力の低下、食欲不振、睡眠障害などを伴う精神疾患のひとつで不安愁訴のひとつとしてめまいが生じることがあります。うつ病は、悪化すると自殺のおそれもあり、専門家による診断・治療が不可欠。
治療には抗うつ薬や精神安定剤などののみ薬が使われます。

前庭神経炎

風邪のあとなど、急にグルグルするような激しいめまいが起こる病気で、内耳のウイルス感染が原因ではないかといわれています。
めまいは立てないほど強く、しかも途切れることなく数時間持続しますが、1週間ほどで激しさは治まり、その後1カ月ほどで徐々に消えます。鎮量剤やビタミン剤などによる治療が行われます。

良性発作性頭位眩暈症(BPPV)

内耳の三半規管の隣には、同じように平衡感覚を感じる「平衡斑」と呼ばれる部分があります。ここに小さな石(耳石)があって、石の重みをその下にある細胞が感じ取ることで、体の角度がキャッチされます。
この小さな耳石が三半規管に紛れ込んでしまい、三半規管の細胞を刺激することで、急にクラクラする強いめまいが生じる病気。
なでしこジャパンの沢選手もこのタイプのようです。頭部打撲や老化、ストレスなどによっておこり、横になって頭の位置を変化させることで、石の位置を元に戻す治療法が用いられます。

自律神経失調症

自律神経には、活動時に優位になる交感神経と休息時に優位になる副交感神経とがありこの2つが自動的にバランス良く作用することで、私たちの身体の働きが保たれています。ストレス、不規則な生活などでこの自律神経のバランスが調子をくずし、さまざまな
不調が引き起こされた病気で、めまいもひとつの症状として起こることがあります。
生活習慣の改善や精神安定剤などののみ薬などで治療されます。

起立性低血圧

立ち上がった際に急に血圧が低下したり、脈拍が増加する病気。
脳や心臓に血液が届きにくくなるため、立ちくらみタイプのめまい。
動悸や吐き気などが起こります。ふだん低血圧の人だけでなく、高血圧で降圧剤を服用している人にも多くみられ、ひどいと失神することも。立ち上がる動作に注意する、水分をとる、運動するなど生活習慣の改善が行われます。

突発性難聴<

突発性難聴と言われるように、何の前ぶれもなく突然耳が聞こえなくなる病気です。「キーンという高い音の耳鳴りがして、音が聞こえなくなった」というケース。難聴の程度も、まったく聞こえない状態から軽い難聴まで幅があり、耳が詰まったようなッ感じがする人や音が耳の中に響いて聞こえる人などがいます。
難聴だけでなく、耳鳴りを伴ったり、めまいが生じる場合なども。めまいが起こるケースでは、吐き気やおう吐を伴うこともあります。

共通しているのは、ほとんどの場合が片側の耳に起るという点と、難聴発作は一度きりで、繰り返し起こらないという点、耳以外のしびれ、まひ、意識障害がないという点です。患者さんは、30~60代の人に多く、ストレスや疲労が重なったときや、体調を崩したときに発症しやすいようです。突発性難聴の原因はまだわかっていません。

【できるだけ早くステロイド薬による治療を】
突発性難聴は、発症直後に適切な治療を受ければ聴力が戻ることがあります。
治療は速くはじめるほどよいです。
治療は薬物療法で、内耳の血流を改善する効果のあるステロイド薬を点滴家内福で、短期間に集中的に投与。

突発性難聴の患者さんの内、約3分の1は治療によって完治。
あとの3分の1は聴力をある程度回復させることができるものの、難聴や耳鳴りは残ります。
残り3分の1が聴力の回復が困難です。

聴力が回復するには、通常1カ月くらいかかりますからその間は規則正しい生活リズムを心がけ、休養や睡眠をたっぷりとるようにし、仕事や家事では無理しないようにします。
心身のストレスを避けるように配慮しましょう。

耳や脳に障害がない場合でも、めまい・耳鳴りが起きます。

病気が原因となるめまい・耳鳴り

糖尿病

進行すると、末梢血管が障害されたり、神経細胞が侵されます。
そうなると、脳への血流不足によるめまい、内耳の働きの低下による耳鳴りが起きることがあります。

高血圧・低血圧・腎臓病

高血圧では、頸動脈に血液が流れる音が耳鳴りとなって聞こえることがあります。
低血圧では、脳への血流量不足によるたちくらみやめまいがおこりやすくなります。
腎臓病は高血圧を引き起こしやすくなります。

不整脈

心拍のリズムの乱れによって、脳に十分な血液が送り出せず、立ちくらみやめまいが起こることがあります。不整脈は自律神経失調症でも起こることがあります。

動脈硬化・高脂血症

脳の血流障害は、動脈硬化が原因で生じる場合があり、それが耳鳴り・めまいの原因に。高脂血症は動脈硬化が起こりやすくなり結果、耳鳴り・めまいが起こる原因に。

更年期障害

ホルモンバランスが崩れることで、自律神経が影響を受け、めまい・耳鳴りを発症するのです。

貧血

鉄欠乏性貧血では、血液の成分に異常があり、脳に送られた血液が十分な働きができなくて、めまいを起こしやすくなります。

肩こり・頭痛

肩こりや頭痛は、首や脳の血流障害で起こることが多く、血流の乱れがめまい・耳鳴りを誘発するのです。

生活習慣が原因のめまい

めがねの度が合わない

目が疲れやすくなり、頭痛や肩こり、耳鳴り、めまいを起こすことが。

疲労・睡眠不足

脳や内耳の血流に一時的な障害が起こったり、内耳の感覚細胞や聴神経の働きが鈍ったり、逆に過敏に反応することでめまい・耳鳴りが起こりやすくなります。

不規則な生活リズム

食事や起床・就寝などの基本的な生活リズムが不規則になると、自律神経が乱れやすくなり、めまい・耳鳴りを引き起こします。

高齢者に多いめまい・耳鳴り

高齢になると、多くの人が老人性難聴やその予備軍になります。
老化現象の一つと考えましょう。

めまいについても脳における平衡感覚の情報を処理する機能にも衰えが生じてきます。
筋力も低下しますよね。
結果、平衡感覚が保ちにくくなり、ふらついたり、平坦なところでも転びやすくなります。

長年の生活習慣により、動脈硬化や高脂血症が進んでいると、脳の血流障害が起こる危険は高くなり、めまいリスクは高くなります。

そのほか、熱中症などで脱水症状になると、めまいを起こします。このような時は、水分補給をこまめに行ってください。 めまいが改善されることも。ふだんから、生活習慣や体調に気を配っておけば、めまいのリスクは低くなると思いますよ。

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